連載小説
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越中褌体験談-2
◇高校生の頃、電車通学で越中褌を干している家が村外れにあり、どうしても欲しくなり悪いが盗ってしまった。その褌をしてせんずりを何回もした。どんな親父がしていたのか知らないが、多分おじいさんだったでしょう。その後、越中褌は休日等は締めました。今は常用です。

◇ 相手との付き合いは十数年の月日を過ぎたが、妻からは今頃「褌」ですかと言われながらも、相手との逢瀬時は越中褌を絞めて出掛け、愛し合う時は相手の越中褌の姿を見ることで下半身に力が漲り、妻とのセックスは卒業しても相手とのセックスには大変満足している。

◇ 小生は越中だけですが、生地を替えて、色々試してみることが楽しい。今、西インド諸島産の海島綿を狙っているのですが、高価で、手が出ません。

◇ 寿司屋の見習いで、18才の時銭湯で70才ぐらいのおじいちゃんが、若いのに越中褌してるなんて珍しいので、話しかけてきてしつこく聞かれました。和食の板前は、60年前は、越中褌に晒しの腹巻が当たり前で仕事をしてたことを伝えました。

◇ 中学生の頃、洗濯籠の中から取り出し、身に着けたところ思わず勃起してしまい、そのまま自慰をしてしまったこと。以来病みつきになり祖母に自分用の褌を作ってもらい、夜だけ褌でした。結婚後も夜は越中褌でしたので、妻に作って貰いました。退職後は日中畚褌を愛用しております。

◇ 昔の大衆演劇は着流しの浪人が必ず大立ち回りを見せた。前をはだけて晒しと越中褌を振り乱して見せた。丹下左膳では赤い長襦袢の下の白の褌が強烈に迫ってきた。なかには意図的に裾を大きく割って太股と長い越中褌を見せる役者もけっこういた。それ以来着物と越中褌の虜になった。
24/09/14 06:25更新 / 褌三昧
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